2030年までに会社やめるんです。

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ガソリンが安くなって喜ぶか、世界危機を憂うか。

 コロナウィルスの混乱に乗じて、ロシアがアメリカのシェール業界を壊滅させようとしている。ロシアは、現在の安い原油価格でも、今後10年間は持つという。相当な痛みを伴うが、ここをチャンスと見ているようだ。

しかし、ロシアにとって、サウジアラビアの増産宣言は想定していたのだろうか?以前からサウジのムハンマド皇太子は、原油の価値を維持するよりも、シェア拡大の考え方を持っているらしい。

これにより、ロシア、アメリカ、サウジアラビアの三つ巴原油戦争に突入する事となる。(アメリカは望んでないだろうが)

現在の原油価格低迷が続けば、依存度の高いサウジアラビアは財政難に直結する。ムハンマド皇太子は身内の王族3人を拘束して、財産を没収しているそうだ。この財産によりサウジのGDP数年分!あるらしいが、株式市場からも資金を引き上げるだろうと予想されている。

アメリカのシェール企業は倒産に追い込まれ、失業者数はさらに増加するだろう。金融危機に発展すれば、世界に影響が広がる。

誰も得をしないこの争いで、石油の大量消費国の中国は、ニヤリとしてるかもしれない。。。

中国の一人勝ちを懸念し、協調減産が再開されることを祈る。

※ガソリンが安くなるので、ニヤリとしている僕の戯言です。